てんかんの人が身近にいない限りはその症状を初めてみた時は驚いてしまうかもしれません。しかし、それではてんかん患者の方に手を貸すことは疎か、失礼な態度になりますので、一緒にてんかんへの理解を深めましょう。

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てんかんは遺伝的かまた旅行などの問題

てんかんは遺伝的なものなのでしょうか。基本的に遺伝することはありません。体質のようなものは遺伝的要素がありますが、てんかんを発症する体質と病気として遺伝するということは別の問題です。

とはいえ遺伝的背景が存在するのは事実です。

特発性のものは、検査をしても脳に異常がみつからず原因がわからない症状で、生まれた時からなりやすい傾向があるといえます。これに対して症候性のものは、脳に何らかの障害が起きたり、脳の一部に傷がついたことで起こる病気です。たとえば出生時に脳に傷がついたり、脳の別の病気が原因で脳が損傷を受けた場合に起こる病気です。

ところでてんかんの患者は旅行などをすることはあきらめるしかないのでしょうか。そんなことはありません。生活の質を高めることは大切なことです。積極的に出掛けてもいいくらいなのですが、注意することもあります。

まず薬を飲んでいるのであれば指示どおり続けましょう。また旅行先でも規則的な生活を送るようにすることが大切です。とくに睡眠を充分にとることや疲労をためないようにすることです。

それから遊園地などにいくのもいいのですが、ジェットコースターやお化け屋敷などの精神的に負担をかけるようなものは避けましょう。

また海外旅行に行くときは、薬だけではなく、医者に面倒かもしれませんがその薬の内容を書いた英文の証明書を書いてもらいましょう。というのは税関で抗てんかん薬が覚せい剤のような違法薬物として疑われることがあります。また万一外国で発作をおこすことがあるかもしれません。そのとき旅行先の国にいる医師の診察をうけるときに必要だからです。

このような点に注意すれば旅行も安心して楽しむことができます。

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