てんかんの人が身近にいない限りはその症状を初めてみた時は驚いてしまうかもしれません。しかし、それではてんかん患者の方に手を貸すことは疎か、失礼な態度になりますので、一緒にてんかんへの理解を深めましょう。

記事一覧

てんかんや躁うつ病の治療薬とBECCT

BECCTはローランドてんかんとも呼ばれ、乳児や幼稚園児に多く見られるてんかんの一種です。脳波の異常が脳の中心・側頭部に見られるという特徴があります。寝ている時に発作が起きることが多く、起き抜けに顔面がけいれんしたり、よだれを垂らしたり、しびれを訴えたりします。脳波の異常が頻発する割には、発作の回数はそれほど多くありません。よく見られる小児てんかんと違って、BECCTは知的障害や運動障害を伴いません。また経過は一般的に良性で、10歳ぐらいになると自然に治ってしまうことが多いとされています。てんかんは原因を根本的に取り除くことはできないと考えられがちですが、BECCTのように自然治癒するケースもあり、患者によって病態はさまざまです。
BECCTの症状を抑えるには、カルバマゼピンなどの抗てんかん薬を使用します。この薬は躁うつ病や三叉神経痛の治療薬としても用いられており、対症療法的に脳神経の過剰興奮を抑制します。原則として最初は少量を投与し、様子を見ながら分量を増やしていきます。少なすぎると効果がなく、飲み過ぎると副作用が強く出るため、血中濃度を調節しながら慎重に服用しなければなりません。また飲み合わせの悪い薬が多く、グレープフルーツジュースは一緒に飲まないほうが良いとされています。
BECCTの診断は必ずしも簡単ではありません。一種類の薬を飲んでも発作が治まらなかったり、かえって悪化したりする場合は、別の薬を試してみる必要があります。症状や脳波の状態から判断して、適切な薬を選択しますが、医師によって判断が分かれることもあります。不安を感じたならセカンドオピニオンを求めるのも一つの方法です。

続きを読む

パソコン中のてんかん発作の応急処置

てんかん発作は様々な日常生活上の刺激によって誘発されることがあります。パソコンやテレビの画面を長時間見続けることも発作原因の一つと考えられていますから、まずは発作をできるだけ起こさないような生活習慣が重要です。できるだけ睡眠を十分にとり、疲労をためないようにします。パソコンやテレビは、部屋を明るくした上で、画面を長時間見続けることを避け、30分から1時間に一度は休憩するようにします。
しかし、それでもてんかん発作が起こってしまった場合に備えて、応急処置を覚えておきましょう。まず重要なことは落ち着くことです。一般に、てんかん発作そのものは即座に命にかかわるようなものではありません。うろたえて不適切な処置をしたり、二次的に怪我をしたりしないようにすることのほうが重要です。発作が起こったからといって、すぐに救急車を呼ぶ必要などほぼありません。
まず、危険物から本人を遠ざけることです。パソコン中であればパソコンそのものに体を強くぶつけて怪我をする可能性があります。飲み物のグラスをそばに置いていたのなら、割ってしまうかもしれません。そういうものから離します。ソファなどに体を横たえるのがよいでしょう。
続いて、衣服を緩めます。シャツのボタンを外し、ズボンのベルトを緩めます。息がしやすいようにという意味です。
実は、応急処置としてはほぼこれだけです。あとはほぼ見守るだけで、1、2分もすればてんかん発作はおさまり、たとえ意識を失っていたり、朦朧としていたりしても、10分もすれば意識は正常に回復するのが普通です。
ただし、もしも数分でけいれん発作がおさまらない場合や、一度おさまった後でも意識回復前に再びけいれん発作を起こすような場合はできるだけ早く医師の診察を受ける必要があります。

続きを読む

神経の興奮で起こる病気、てんかんと夜驚症の違いとは

寝ている子供が突然叫び声を上げたり泣き出したりパニックを起こす夜驚症というのをご存知でしょうか。発作が起きている間は声をかけても反応がなく、発作が収まると嘘のようにスヤスヤと眠りに入り、翌朝子供に聞いても本人はそのことを覚えていません。てんかんと似たような症状ですので見分けるのは難しいのですが、夜驚症は眠りに入ってから3時間くらいまでの間の深い睡眠の時に急激に覚醒することで起こり、一方睡眠時に起こるてんかんは起床2時間くらい前頃に起きやすいとされています。夜驚症の場合日中起きていれば発作は起きません。確実に見分けるには小児科または小児神経科を受診して脳波を測定し、てんかん型脳波と呼ばれる波形を確認することで診断します。
夜驚症は脳の発達が未熟なために、目覚めの機能がうまく働かないことによって起こると言われ、成長すれば自然に発作の回数が少なくなり、症状が消えていきます。期間も一時的なものから、長い場合は数年続くケースもあり、様々です。大汗をかき息を切らして泣き叫ぶ姿を見ると、親としては心配になってしまいますが、基本的には問題ありません。通常夜驚症と判断されれば投薬治療は行わず、症状が長く続くような場合でも、脳波を見るなどして経過を観察しながら自然消失を待つ形になります。
夜驚症がどうして起こるのか未だはっきりしたことはわかっていませんが、緊張や不安が原因とも、恐怖体験が原因とも言われています。過度な心配はかえって子供にプレッシャーをかけてしまうこともあるため優しく見守るようにしましょう。生活のリズムを整えることと、何気ない会話やスキンシップでストレスを緩和させてあげることはとても有効です。

続きを読む

てんかんの治療費と周りの誤解

てんかん患者と一まとめに言っても全てが同じ症状ではありません。
発作の頻度は人によって違い、過去に何度か発作を起こした事があっても、その後何年も起こしていない人もいます。
てんかんとは大脳の病気で交通事故や脳の手術などで起こる事があります。
この病気は完治という確証がなかなか難しく、発作を何年も起こしていなくても薬を飲み続けている人も多いのです。
てんかんと認められたら定期的に病院を受診しなければならず、薬も必要なので治療費の負担が厳しいので自立支援医療が適応されます。
症状が重度で頻繁に発作を起こす人は障害者として障害者手帳を交付されます。
発作を起こさなければ何ら問題なく生活できるのですが、偏見も多く患者の多くが周りに病気を話せずにいるのが現状です。
近年、てんかん患者による交通事故などが報じられる様になり、患者の仕事や車の運転などにも支障が出てくる様になりました。
この病気の患者が必ずしも危ないというわけではありません。
しかし、薬を飲んでいれば必ずしも安全というわけでもありません。
その為、てんかん患者は車の運転をしてはいけないなどと誤解をしている人もいたり、運転させない法律を作るべきという人もいます。
企業では、病気のため解雇という事もある様で患者は患者である事を公表できずに事故を起こすという事もあります。
車の運転は警察に病気である事を申告しなければなりません。
申告後に医師の診断書などの提出があり、運転可能と認められれば運転できるのです。
てんかんは誤解や偏見が多く、患者が肩身の狭い生活を余儀なくされているのが現実です。
しかし、申告をせずに事故を起こして周りを巻き込んでもいけません。
患者に対する理解が広がり世の中が変わらなければ、てんかんによる悲惨な事故も減らないでしょう。

続きを読む

てんかん治療薬と健康診断について

会社や学校で健康診断があり、とくに採血や検尿がある場合、その分析結果からてんかん治療薬の服用が発覚することはあるのでしょうか。
周囲にてんかんを隠して働いている人は多く、会社にばれるのではないかと健康診断を恐れるケースがしばしば見受けられます。てんかん患者に対する偏見はまだ根強くあり、その視線を恐れて治療を周囲に徹底的に隠し通したいと考える人も少なくありません。
通常の健康診断では血液や尿の成分からてんかん治療薬の服用が露見することはありません。投薬の負担で肝臓や腎臓などの数値が悪くても、それがてんかん薬のせいだとまではわからないからです。
また産業医には守秘義務があるため、仮にてんかんを知りえても他言することはありません。ですので、むしろ産業医には正直にてんかんの症状や体調について率直に話し、困ったときにいつでも相談できる体制を作っておくほうが、ひとりで隠し続けるよりもずっと良いと思われます。もしも会社で就労中に発作が起こった場合の対処も含め、信頼できる医師や上司とよく話し合うことができれば、それがもっとも理想的なことです。
ただし運転士や危険な機械操作を伴う仕事など、一部の職業には就職できない決まりがあります。またてんかんであるあることを報告する義務を課せられている職種もあり、社内の規定に違反した場合は解雇の理由にもなりえます。また運転免許証の取得に際しての規定が最近変わったこともあり、免許証を必要とする職場では隠しきれないかもしれません。
周囲に自分の病歴を明かすか否かは、プライバシーの問題でもありますから、誰にどこまで話すのかメリットとデメリットを考えて慎重に判断することです。しかしむやみに周囲の目を恐れ、誰にも相談できないといった孤立した状況に陥らないようにしましょう。

続きを読む

てんかんは遺伝的かまた旅行などの問題

てんかんは遺伝的なものなのでしょうか。基本的に遺伝することはありません。体質のようなものは遺伝的要素がありますが、てんかんを発症する体質と病気として遺伝するということは別の問題です。

とはいえ遺伝的背景が存在するのは事実です。

特発性のものは、検査をしても脳に異常がみつからず原因がわからない症状で、生まれた時からなりやすい傾向があるといえます。これに対して症候性のものは、脳に何らかの障害が起きたり、脳の一部に傷がついたことで起こる病気です。たとえば出生時に脳に傷がついたり、脳の別の病気が原因で脳が損傷を受けた場合に起こる病気です。

ところでてんかんの患者は旅行などをすることはあきらめるしかないのでしょうか。そんなことはありません。生活の質を高めることは大切なことです。積極的に出掛けてもいいくらいなのですが、注意することもあります。

まず薬を飲んでいるのであれば指示どおり続けましょう。また旅行先でも規則的な生活を送るようにすることが大切です。とくに睡眠を充分にとることや疲労をためないようにすることです。

それから遊園地などにいくのもいいのですが、ジェットコースターやお化け屋敷などの精神的に負担をかけるようなものは避けましょう。

また海外旅行に行くときは、薬だけではなく、医者に面倒かもしれませんがその薬の内容を書いた英文の証明書を書いてもらいましょう。というのは税関で抗てんかん薬が覚せい剤のような違法薬物として疑われることがあります。また万一外国で発作をおこすことがあるかもしれません。そのとき旅行先の国にいる医師の診察をうけるときに必要だからです。

このような点に注意すれば旅行も安心して楽しむことができます。

続きを読む

子供のてんかん症状を抑えるダイアップの口コミ

ダイアップは子供専用で、熱性ひきつけ、そしててんかんの症状を抑える医薬品です。
ダイアップの口コミ内容は、必然的に子供の症状に関するもので、当然ながらてんかんについても含まれています。
具体的な内容としては、薬としての効果が高い評価を始めとして、使用開始から10分程で変化が見られる点が挙げられています。
また、ダイアップは1本目の使用から8時間が重要で、8時間後に症状の改善が見られなければ、2本目のダイアップを使用する事になります。
てんかんの場合は、薬の相性が症状に影響する事があり、これも口コミに投稿されている意見の一つです。
体やてんかんの症状に合っていれば、口コミ通りにダイアップが効果を発揮しますし、少ない本数で子供の安心を守る事出来ます。
ただ、ダイアップの使用量が不足していたり、薬自体が適していない事もあるので、口コミではてんかん症状時の使用上の注意も多く投稿されています。
子供のてんかんが疑われる時はまず、医者に直接診てもらったり、診察を受けた上でダイアップが必要か否か、更には最適な量を処方してもらう事が大切です。
口コミから分かる事は、てんかん症状の対応では親が落ち着く事が不可欠で、治療には早期の診断、薬の選択では医者の判断が求められる点に重要性があります。
長く続く症状は、親にとって心配の種になりますが、冷静な対処を行えば解決出来ますし、多数の口コミはそれを物語っています。
口コミで取り上げられる使用上の注意は、体温を診て早めに使用の判断を行い、眠気やふらつきといった副作用に配慮を行い、安全を確保してから使い始める事です。
子供が発症するてんかん、熱が引き起こす痙攣は厄介な症状ですが、正しく使うダイアップは子供を守る薬で、安全性は使用経験のある親の口コミが認めています。

続きを読む

てんかんの発作が予防できる薬もあります

てんかんがあるといつ発作が起こるかもしれないと心配になってしまうこともあるかもしれません。もしも、道を歩いているときに突然発作が起きれば、危険性もあるかもしれません。また、外出先だけではなく、家にいたとしても発作により転倒してしまう恐れもあります。しかし、こういったてんかん発作は、未然に予防する方法がいくつかありますから、発作によるリスクを十分防ぐことは可能であるということがいえます。では、どのようなてんかん発作の予防方法があるのかというと、一つ目としては、睡眠を十分にとるということが重要になってきます。なぜ、睡眠が需要になってくるのかというと、睡眠不足の時には、特にてんかんの発作が起きやすくなるからです。ですから、毎日十分な睡眠時間を確保するということが大事になってきます。どのくらいの時間睡眠時間が取れればよいのかというおと、およそ7時間から8時間程度取れればよいとされています。なかなか眠れないという人は、眠る前に入浴したり、軽くストレッチをしたり、部屋を暗めにしてみたりといった工夫をするとよいでしょう。このような睡眠だけではなく、薬を服用するということもてんかん発作の予防につながります。もし、てんかんにかかった場合は、病院で受診を受けることで、発作を抑える薬を処方してもらうことができます。最近のてんかん薬は効果の高い薬が多く、多くの人が薬の力によって発作を抑えることができています。しかし、長い間発作が起こらない状態が続くと、薬を飲むことが面倒になって、服薬を中断してしまう場合があります。もし、勝手に服薬を中断した場合は、再びてんかん発作が起こる可能性が高くなるので、薬を止めたいときは医師に相談することが大事になってきます。

続きを読む

てんかん患者が発作を起こしたときにあなたが取る行動

目の前でてんかん患者が発作を起こしたとき、周囲に居合わせた人はどのような処置をとるのが正しいのでしょうか。てんかんの発作は短くてほんの一瞬、長くて数分間続きます。発作として現れる症状は、意識の喪失や痙攣、嘔吐などさまざまです。てんかん患者の発作に馴れている家族や友人ならば落ち着いて対応できるかもしれません。しかしてんかんの発作をはじめて見た人は、その姿にショックを受けて冷静な判断が下せなくなる場合があります。パニックにならず落ち着いてできる処置をとってください。まず発作を起こした場所が路上や危険な場所ならば、安全な場所に移動させます。痙攣が起こっている場合、周囲の障害物に接触して打撲や負傷することがあるので、移動できるものはどかして十分なスペースを作りましょう。安全が確保できたら、患者の下あごを上に持ち上げて気道を確保し、必要に応じて服のボタンやベルトを外し楽な体勢にしてあげてください。また食事中に倒れて嘔吐した場合は顔を横向きにし、吐瀉物が気道につまらないようにします。あとは痙攣がおさまるまで患者に触れずに見守ります。この間もしも余裕があるようならば時計をみて発作がどれくらい継続したか記録しておいてください。ほとんどは数分で落ち着きますが、数十分も続くようなら救急車を呼びます。目の前で発作に苦しんで、全身ががくがくと痙攣しているのにただ見ているだけでいいのか、と思われるかも知れません。しかしてんかん発作の最中はへたに声をかけたり揺さぶったり触らない方が良いのです。通常は発作後自然に意識を取り戻しますが、ときどきそのまま眠ってしまうこともあります。やってはいけないのは、痙攣発作の最中に体を押さえつける、舌を噛まないよう口の中に物を入れる行為です。特に後者は口の中を傷つけたり窒息する危険がありますのでやめてください。

続きを読む